【リモートMRのリアル】
生活スタイルやリモートディテーリングの工夫

【リモートMRのリアル】  <br>生活スタイルやリモートディテーリングの工夫

これまでの日常が大きく変わり、働き方や生活スタイルも新しく変化しています。私たちMRも医療機関への訪問自粛が続いており、対面での情報提供からリモートディテーリングへと切り替えて活動を続けています。では、リモートディテーリングとなったことで、MRのライフサイクルや活動内容にはどのような変化が生まれたのでしょうか?

今回お話をうかがったのは…
関西エリア勤務・Kさん(20代・既婚)
新卒で内資系製薬会社のMRとして勤務。

結婚を機にMR派遣の会社へ転職し活躍中。

Kさん(20代・既婚)の1日のスケジュール

  • 07:30 起床
  • 07:30-08:40 朝食や簡単な家事、仕事の準備
  • 08:40-09:00 メールチェック
  • 09:00-10:00 営業所メンバーでオンラインミーティング
  • 10:00-11:30 お客様とのメール、お礼やフォローのお手紙を書く
  • 11:30-12:30 早めのお昼休憩
  • 12:30-15:00 新規アポイントの電話、既存のお取引先へのフォロー電話
  • 15:00-17:00 文献の確認や勉強、説明会がある場合は事前準備など
  • 17:00-18:00 Web面談、説明会
  • 18:00-18:10 残務処理をして終了、ダッシュでスーパーへ 
    ※たまに外勤もあり、その際は20時近くに終了することも
  • 19:00-19:30 夕食の準備
  • 19:30-20:00 帰宅した夫と夕食
  • 20:00-24:00 夫と協力して家事を済ませて、TV鑑賞や入浴、学術の勉強などフリータイム
  • 24:00頃 就寝

基本的に在宅勤務で働いています。外勤がほとんどなくなったので、移動時間を他の業務に充てることができるように。仕事の効率が高まりましたし、時間の使い方にもゆとりができました。朝もこれまでよりゆっくり過ごせるようになりましたし、文献を読んだり勉強をしたりする時間も増えましたね。
大変だなと感じるのは、ジッとパソコンに向かう時間が長いので、以前より疲れを感じる機会が増えたことでしょうか。ただ、その分たっぷり睡眠を取ってリセットするようにしています。

家事に関しては、夫と協力しています。結婚した当初は、全部完璧にやろうと気負ってしまって「今日は思うようにできなかった」と落ち込んだ日も。最近は良い意味で諦められるようになり、「これくらいでいっか」「土日にまとめてやろう」と自分なりの妥協点が見つけられるようになりました。夫は料理が苦手なので、食事は基本的に私が担当。それ以外の家事は進んでやってくれるので、それぞれの得意を活かして分担するようにしています。

非対面で行う営業活動の創意工夫

様々なツールを活用して、印象に残る存在に

現在私が担当しているのは、産婦人科で扱う新薬。新規開拓がメインミッションになるのですが、病院側も訪問規制をしているため直接先生に会いにいくことはできません。そのような環境下で私自身を覚えてもらうためにはどうすればよいか、常に頭の中ではそのことを考えながら営業活動を行っています。
私がこだわって取り組んでいるのが、電話やメール、お手紙でのアプローチで接触回数を増やすこと。電話はどんなに長くても1回15分程度なので、必要な情報をご提供しつつ、先生とのお話も盛り上がるよう、かける前に事前準備で話したいことやストーリーをイメージした上で臨みます。また、メールやお手紙はこまめに送るようにしていますね。「そういえばこんな人がいたな」くらいでもいいので、私のことを覚えてもらえたらいいなと思っています。

Web面談からの採用率が高い理由

嬉しいことに、私はWeb面談で採用をいただく確率が部署内でも高いです。採用率を上げるために勉強したのが、簡潔にわかりやすく伝わるような話法です。実際の面談においても、ストーリーや話す言葉一つひとつを大切にし、伝わりやすさを心がけています。
Web面談を行う際は、まず先生にスライド資料をメールで送付(その際に簡単な説明も付け加えています)。当日は資料を手元に開きながら説明を行います。すべてのスライドを説明するのではなく、10枚程度を抜粋し、簡潔にポイントを伝えることを意識しています。
最初から上手くいったわけではありませんが、どういう順番で話すのがよいか様々な方法を試してみながら、先生の反応の良いストーリー展開を探っていきました。試行錯誤の結果、自分の成功パターンを見つけることができました。

新たな社内コミュニケーション

対面で会えないからこそ、共有を大事にしています

同じ部署の方と直接顔を合わせることがないのですが、定期的に連絡を取ってお互いの状況を共有することは意識的に行っています。
週に1回は必ず1時間程度Webミーティングを実施。日々の業務における悩みを相談しあったり、「こんな風に話したらアポイントの取得率が上がった」「こんな工夫をしたら採用につながった」などお互いのノウハウを共有しあったりしています。事例の紹介もあり、他の方の失敗や成功体験を伺うことで、自分の仕事を見直して工夫を重ねていくようにしています。

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