結婚・出産などのライフイベントを迎えてもMRを続けている女性たちは、どのような想いで仕事や育児に向き合っているのでしょうか?
今回は、なんと5人のお子さんを育てながらMRとして働くスーパーママ、Aさんをご紹介します!
お子さんの出産時のお話やご主人との協力、仕事と子育ての両立の秘訣など、様々なお話を伺いました。
※前編のこちらの記事もぜひチェックを!
5人のお子さんは産休・育休を取得して出産されたのですか?
私は新卒でMRの仕事をスタートして、26歳の時に結婚。その後体調を崩してしまい一度MRを辞めたのですが、体調が回復した1年後に復帰。その後は異業種の仕事をいくつか経験して、現在はまたMRをしています。
長男を出産したのが30歳。その時は働いていなかったんですが、産後7ヶ月でハウスメーカーの人事として契約社員で入社しました。
次男は契約期間が切れたタイミングで出産し、産後2ヶ月で再び契約していただいて職場復帰。
三男の出産時は産休ギリギリまで働かせてもらって、退職しました。
実はずっとMRに復職したいという想いがあったので、三男を出産後にブランクのある私でもMRとして働ける会社を探し、産後2ヶ月で今の会社へ入社することができました。
四男は持病があったので長めに育児休暇をいただき、その間に長女を出産しました。
今は上から、小3、小1、6歳、3歳、2歳になりました。毎日とっても賑やかです!
産後数ヶ月での復帰に驚きました!スピード復帰を選ばれた理由は?
私自身じっとしていられない性格というのもありますし、間が空くと働き出せなくなりそうだな、長く休んでしまうのが怖いな、と思って。
人事として働いていた時、ブランクがキャリアに大きく影響する現実を目の当たりにしたこともあるかもしれません。
働き続けている人とブランクのある人を比較すると、働き続けている人の方が信頼されることが多いと感じていたので、なるべく早く仕事に復帰したいと思っていました。
それに、家で子育てを頑張っても認めてもらえることって少ないですよね。でも、働いて結果を残せばいろいろな人に認めてもらうことができるので、働くことにとてもやりがいを感じているんです。
あとは経済的な面での安定もありますね。子どもたちは全員認可外の保育園で延長保育も使っていたので、月の保育料も高額。それに、5人の子どもの将来を考えると、何かやりたいことが出てきた時に、経済状況を理由に希望を叶えてあげられないのは親としても悲しいことだなと思いました。
子どもたちにもなぜ働いているかはきちんと伝えていて、「ママ、お仕事辞めちゃダメだよ」って言われています。好きなものを買ったり旅行へ行ったり不自由なく暮らせているのは共働きだからということを、ちゃんと理解しているんですよね(笑)。
5人の子育てと仕事の両立は、苦労も多いのでは?
実は、一昨年前に夫が転勤になって、つい最近までいわゆるワンオペだったんです。
5時頃には起床して朝食や夕食の準備などの家事をこなして、保育園が開園する7:00ピッタリに子どもを保育園に預けて8:00前には出勤。延長で預かってくれる時間ギリギリにお迎えへ行って子どもたちを寝かせて、自分が布団に入るのは深夜という生活が続きました。
長男は小学生だったので、家で一人お留守番をしてもらうことも。少し寂しさを感じることもあったようですが、読書が好きなので一人ゆっくり本を読めることが結構嬉しかったみたいです。
一人でどうにもならない時には、ベビーシッターさんを頼っていましたね。
ただ、ワンオペが大変だと思ったことは正直一度もありませんでした。
今は夫の住むエリアに引っ越してきたんですが、一人が大変だったのではなくて、四男の病気のこともあって家族全員で暮らした方がいいと思い決断したことでした。
家族7人で暮らし始めてからは、やっぱり生活面でも気持ちの面でも楽になったので引っ越してきてよかったと思っています。
保育園の送り迎えやお風呂掃除、洗濯などは夫も積極的にサポートしてくれるのでとても助かっています。ベビーシッターさんにお世話になることもないので、その負担もなくなりましたね。
仕事での時間の使い方は何か工夫されていますか?
以前は外勤が中心でしたが、新型コロナウイルスをきっかけにMRの働き方も大きく変わってきていますよね。
私の勤務先でもリモートディテーリングが推進されているので、外勤と内勤を上手くスケジューリングして、生活に合わせた働き方ができています。通勤時間や訪問の移動時間が減ったのも、大きな変化です。
私は開業医の先生を多く担当していて、直接資料をお届けしたり、お会いできない場合はお手紙を置きに行ったりしているので、現在は外勤が6割程度です。それ以外は内勤に充てていて、メールなどでやりとりしてコミュニケーションを取っています。
最後に、子育てと仕事を両立する秘訣を教えてください。
私は、これまで上手に子育てができていると思ったことはないですし、親としても決して立派ではないです。
ではなぜ子どもたちがちゃんと育っているかというと、周囲にいるたくさんの大人が子どもたちを見てくれているからなんです。
頼れるものには頼って、いろんな人に甘えていい。自分だけでやろうと思う必要はないですし、学校や保育園などに頼ることも一つの方法です。これまで4つほど保育園を変えましたが、どの園に対してもきちんと事情を説明して本音で話し、様々な場面で力になってもらっています。先生方には本当に助けられていますね。
甘えることは恥ずかしいことじゃない!頼れる大人がたくさんいる方がお得だし、楽ちん!そんな風に考えることが、私の両立の秘訣ですね。
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