【女性MR対談 ~自分らしい価値観とは~ <Vol.1>】
MRを一度離れて海外へ。1年半の海外生活で得た新しい価値観。

【女性MR対談 ~自分らしい価値観とは~ <Vol.1>】<br>MRを一度離れて海外へ。1年半の海外生活で得た新しい価値観。

“女性”とひと括りに言っても、望む働き方、ライフスタイル、将来設計…一人ひとりの価値観は本当に様々です。今、MRとして働いている女性はどのような価値観を持っているのか。今回は、ご主人の海外赴任を機に渡豪したものの、帰国後MRに復帰した女性との対談企画を実施しました!

参加者
◆Kさん(インタビュアー)
既婚、子ども1人。MR経験があり、現在は仕事と子育てを両立しながらキャリアを構築中。
◆Mさん
百貨店勤務を経て中途でMR派遣会社に入社。その後製薬メーカーへ転籍し、ご主人の海外転勤の都合で退職。日本へ戻ってきてからは再びMR派遣会社で活躍中。既婚。

K:Mさん、今日はよろしくお願いします。お久しぶりですね!前回お会いしてからもう8年くらいになるのかな?

M:お久しぶりです!そうですね。当時はお互いMRとしての経験がまだ浅くて、一緒に勉強していたのがとても懐かしいです。

K:確か、MRに転職した時にはもう結婚されていたんですよね?

M:結婚は新卒で入った百貨店勤務の時なので、20代半ばですね。周囲の友達と比べてもだいぶ早かったです。3年近く働いて、結婚を機に遠方へ引っ越しすることになって仕事も辞めました。そこで、何か次にできる仕事ないかなーと思ってMRの仕事を見つけたんです。

K:私も異業種から未経験でMRを始めたからわかるけど、外回りもあるし勉強することもあるし、毎日ハードですよね。仕事が終わってから家のことをするって慣れるまではなかなか大変だったんじゃないかなって。

M:もう、最初は家の中ボロボロでした(笑)。帰宅が毎日22時、23時でしたし。お互いに自分ができることをやって、徐々にペースをつかんできました。

K:その後、ご主人の転勤でMRを辞めてオーストラリアに行かれましたよね。決断された時ってどんな想いでしたか?少しの間我慢して別々に暮らすっていう選択肢もあったとは思うのですが。

M:海外赴任の期間は1年半と決まっていたので、日本に残る選択肢も考えました。
私、英語を話すことに苦手意識があって、生活できるか不安があったので。MRの仕事も軌道にのって楽しめるようになっていたので、ここで一度キャリアが終わってしまうのはもったいないなーって気持ちもあったんです。だから、親にもいろいろと相談しましたし、似たような経験を持つ方の情報をインターネットでも探してみたんですが、日本に残る選択をした方が多かったですね。

K:1年半であれば、離れて暮らすのも我慢できる期間かもしれないですね。

M:でも、もし別々で暮らしたら、会えるのは長期休みの時くらいで寂しいじゃないですか。それに、海外で暮らせる経験ってすごく貴重だし、苦手な英語を身に付けたら自分はどう変われるんだろう?って、だんだん興味がわいてきたんです。

K:海外へ行くということは、一度そこでキャリアが絶たれてしまいますよね。そこへの不安や葛藤はなかったんですか?

M:製薬会社に残ったら役職を目指すという道があって、自分の働き方や未来ってなんとなくイメージできる。でもオーストラリアに行ったら、そこはもう未知の世界で先々どうなるかなんてわからない。どっちが面白そうかなと考えた時に、私が選んだのは夫と一緒にオーストラリアに行くことだったんです。

K:いろいろと悩み考え抜いた末での決断だったんですね。あえて先の見えない道を進むって勇気もいることだと思います。オーストラリアにいたのは1年半くらい?その間の生活で、語学もだいぶ上達したんじゃないですか?

M:オーストラリアでは語学学校に通いました。これまで受験英語しか勉強してこなかったので、英語で話すことそのものに苦手意識があったんです。でも、会話しなきゃ意思疎通もできない。徐々に「通じればいいや!」「文法めちゃくちゃでも気にしない!」って気楽に考えられるようになりました。伝わらなければ違う言葉に言い換えるとか、とにかく英語を口に出してみることを大事にしていたら、自然と抵抗感も少なくなっていきましたね。

K:日本にいたら出会えない方たちと交流して、コミュニケーションを取っていると気づくこともたくさんあるだろうし、自分の価値観も変化していきそうですよね。

M:そうなんです、価値観も大きく変わりました。私って、周りからどう見られるかをすごく気にしていたんだなと。オーストラリアで出会った人たちは人にどう見られるかなんて気にしないし、自分がいいと思った服装や見た目に自信を持って堂々としていて、それに対して周りも「美しいよ」と素直に言葉にしているんです。今までの自分のこだわりとか、必要以上に周囲を気にすることとか、つまらないことだったなって気づきました。

K:それってまさに、日本で生活し続けていたら気づけなかった部分ですね。大人になってからそういう出会いに恵まれて、新しい価値観が芽生えるってすごく貴重だし、うらやましい。

M:私もそう思います。社会に出ると、人との出会いって仕事が圧倒的に多くて、そこにはいろいろなしがらみもあるじゃないですか。でも、フラットな気持ちで仲良くできる人たちに出会えたことが、本当に幸せだったなと思います。

K:日本に帰ってきてからはまたMRとして復帰したわけですけど、海外生活を経験したことで仕事への取り組み方とか、周囲との関係性の築き方とかで変化したこともあるんですか?

M:私は、人の価値観を押し付けられることが苦手だとつくづく感じました。だから、海外での生活は自分らしくいられてすごく楽しかったです。
その経験のおかげで、仕事においてもスタンスが変わりましたね。人を変えようっていう気持ちがなくなりました。
もちろん、後輩育成の役割があるなら積極的に関わっていくんですけど、それ以外は一歩引くというか「こういう人もいるんだな」くらいの気持ちで見られるようになりました。過去を振り返ってみて、私はもしかしたら自分の価値観を押し付けていたのかもしれない、とも思いましたね。

K:それって大きな変化ですね。仕事では一歩引いて物事を見るようになったと思うんですけど、プライベートもそうですか?ご主人との関係性においても、お互いの価値観を尊重し合って一歩引いた見方をしているのかな…とか。

M:それが、家では違うんですよ。日常言えないことを夫には全部ぶつけています(笑)!相通じるものがあって一緒になった人生のパートナーですから、お互いの気持ちを理解し合えるまでとことん話し合っています。
ありがたいことに夫もちゃんと付き合ってくれて、向き合ってくれるので。日々の小さなこと、片付け方とか洗濯物の畳み方とか、細かいことも結構口うるさく言いますよ。でも、どう伝えればいいかはすごく考えて、いろいろ試行錯誤しています。言うタイミングとか、難しくないですか?

K:うちも一緒!すごくよくわかります(笑)。私も"いつ言うか"、"どう伝えるか"工夫したり、何か手伝ってくれた時は褒めたり感謝の気持ちを伝えたり。夫婦間のコミュニケーションの取り方って、意外と難しいですよね。
Mさんは、ご主人に自分の気持ちを包み隠さず本音で伝えられていて、とても素敵な関係性だなって思いました。夫婦だし当たり前でしょって思われる方もいるかもしれないけれど、共働きだったり子育て中だったりすると、じっくり話す時間ってなかなか取れないので。

M:うちは子どもがいないこともあって、それぞれ仕事とかプライベートとか自由にやりつつ、2人の時間も大事にできているからこその関係性かもしれないですね。

Vo.2へ続く)

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