【2児の母が考える仕事と育児】
子育ては周囲を巻き込む力が大切。

【2児の母が考える仕事と育児】<br>子育ては周囲を巻き込む力が大切。

仕事と育児の両立――――時に悩み、壁にぶつかりながら、自分なりのベストな方法を考え続けている方が多いのではないでしょうか。これから登場するTさんも、その1人です。1人目育児では、慣れない環境で多くの苦労を経験されました。しかしその中で周囲との連携の大切さに気付き、2人目のお子さんの出産以降はママ友や義理のご両親と協力しながら、仕事も子育ても全力で取り組んでいらっしゃいます。

周囲の方々とどのように協力体制を整えていったのか、またそうすることでお子さんにどのような影響を与えたのかなど、Tさんが経験したこと・感じたことをお話しいただきました。

■頼るのはいけないこと?ママ友との出会いで変化した考え。

―― 初めて住む土地で経験した、孤独な育児

第一子を妊娠したときは主人が単身赴任で不在だったこともあり、里帰り出産をしたので、育休の約1年間を地元で過ごすことができました。地元では、昔からの友人や私の両親、兄弟、親戚が近くにいて、いつでも力になってくれたので、毎日、楽しく育児をして過ごしていました。ところが、主人の単身赴任が終わり、いざ自宅に戻ると、知り合いは主人の両親ぐらい。親友と呼べる友達やママ友もいないなかでフルタイムMRでの仕事復帰をすることになりました。実家で子供を預けることにはまったく抵抗はなかったのですが、義理両親に預けることはなるべくしたくないと思いました。今思うと第一子の子育てに少し神経質になっていたようです。そういった心境に加え、朝の特約店訪問や遅い時間の施設訪問なども重なり、当時は毎日とにかく必死に仕事と育児の両立方法を模索していました。

―― 第二子の出産を機に出会った“ママ友”

復帰後の両立に必死になっていたので、第二子を妊娠した時には正直ほっとしたことを覚えています。仕事はとてもやりがいがあったのですが、2歳の息子を遅くまで保育園に預けることをずっと悩んでいました。「仕方ない、そういう人は何人もいる、みんな頑張っている」と自分に言い聞かせてもどうしても葛藤が残りました。

そのため、2人目となる長女の妊娠・出産時には家族の時間を意識的に作りました。子供とじっくり向き合いたいと思いお迎えの時間を早めたのですが、これが大きな転機となりました。
お迎えがこれまでよりも早くなったことで、同じクラスのママと会う機会が一気に増えたのです。

「妹さんがいるんだね」「今度一緒に公園行こうよ」と声をかけてもらうようになり、どんどん輪が広がっていきました。子供が通う園は『認定こども園』だったので、働くママも専業主婦のママもいます。後者の方々との交流はこれまで皆無だったのですが、園の帰りに公園で遊んだり、時にはランチ会をしたりと今までにない交流が生まれ、私にとって初めて“ママ友”という存在ができました。私にとっても子供にとってもまるで世界が変わったような嬉しい出来事でした。

―― 助け合う環境が自然と生まれていく

さらに第二子を出産後、ママ友に誘われてこども園のクラス役員を引き受けました。
毎月園で庭の花壇整備やイベントの企画運営などを行うのですが、いつも第二子を連れて作業をしていたため、長時間になるとグズってしまうこともありました。そんな私の様子を見て、同じ役員をしていたママや同じクラスのママたちが「娘さん預かるよ」と声をかけてくれたのです。
これまでママ友との交流がなかった長男の育児の時には考えられなかったことでした。
躊躇いもありましたが、ご厚意に甘えて娘を預かってもらったところ、泣くこともなくご機嫌に過ごしている姿を見て、地元で第一子を育てていたときのように、ここでも助け合える人ができたんだ!と感じ、嬉しさがこみ上げてきました。それからも、何度かママ友に第二子を預かってもったおかげで、無事1年間の役員を務め上げることができました。今でも、お互い大変な時には「預かるよ」「園にお迎え行くよ」と声を掛け合って協力する関係は続いています。

―― 協力し合える信頼関係はどう作るべき?

“誰かに預けるのは不安”、“自分の大切な子供を人に頼むわけにはいかない”、一生懸命育児をしていると、誰しもこんな心配や責任感が生まれることでしょう。
私自身もそういった固定観念に囚われていました。しかし、ママたちとの交流から、頼るのは決して悪いことではない、何かイレギュラーがあった時に相談できる存在が1人いるだけで安心に繋がる、と強く感じることができました。
ママ同士の交流に躊躇される方もいらっしゃるかもしれませんが、子供を交えて遊ぶ時間を作ったり、何かの活動を共にしたりして時間を共有していくことで、自然とお互いがよき理解者となり、信頼関係が築かれていくと思います。そうすれば、1人で抱え込んでいた悩みや困りごとを少し楽にすることが出来るのではないでしょうか。

これからの育児は祖父母も大切な戦力。良い関係性を築くために。

―― 状況を理解してもらう重要性

仕事と育児の両立に協力してくれているのは、ママ友だけではありません。義理の両親も、園の送迎など事あるごとに力を貸してくれています。ずっと共働きで、義母もフルタイムで働き子どもを育てたことから両立の大変さをよく理解してくれていて、協力は得られやすかったと思います。
子どものお世話をお願いするようになったことで、MR特有のワークスタイルを知ってもらう機会にもなりました。「MRって大変な仕事だね」と私の働き方を心配してくれたこともあります。私自身は働くことが好きですし、2人の子どもの将来のためにもバリバリ働ける今のうちに頑張りたいと素直に伝え、その想いを尊重してもらっています。

―― 関係性構築のコツは「取り繕わない、無理をしない」

義理の両親との関係性は、悩まれる方もいらっしゃると思います。私も子どもが産まれるまでは、年に1-2回実家へ顔を出す程度でした。しかし、関わりが増えていく中で「自分を取り繕わず、ありのままでいる」ことを心掛けると、少しずつ距離が縮まっていきました。今も常に意識していて、気を張らず、無理をせず、お互いが疲れないよう素直な気持ちで接するようにしています。主人の実家へ行っても、家事は義母に任せることがほとんどです。

その代わり、医療や過去の仕事で関わった分野に関する相談事、手続き関係は私が積極的に協力しています。


自分をよく見せようとしないことが、良い関係性を築く一つの秘訣かもしれません。子どもが産まれてからは、ますます距離が近くなったように思います。お互いの気持ちを伝えあったり、昔の育児についての話を聞かせてもらったりと、コミュニケーションも増えました。

子育てと仕事を両立する秘訣は、ひとりで頑張らないこと。

―― 周囲を巻き込んで行う育児のメリット

1人で子育てをした方がラクだと感じることもありますが、小さいうちから色々な人と関わることも子どもにとって良い経験になると考えます。保育園や幼稚園に預けることもそうです。先生方の力を借りて生活リズムを整えながら様々なことを学び、たくさんの大人やお友達と関わる中で言葉や感情表現も豊かになっていく様子を、子どもを通して見てきました。
さらに、祖父母や気心知れたママ友など、自分の目が行き届く中で人と接する環境をつくってあげることで、子どもも様々な刺激を受けて発達に良い影響を及ぼしていると感じます。

―― 適応能力を信じ、最善の環境をつくる

ある児童精神科医の先生が執筆した本の中に、「小さい時こそ色々なお家へ遊びに行ったり、自分のお家にお友達を呼んだりしましょう。それぞれの家のルールを知ることで様々な感情が育っていき、社会に出てからの対応力も身につきます」というような内容が書かれていました。私は強く共感し、すっかり愛読書になっています。
親が思っている以上に、子どもの適応能力は高いものです。もちろん子育てに正解はありませんから、あくまで私自身の考えとしてこの言葉を心に留めながら、子ども・家族にとってのベストな環境をこれからもつくり続けていきたいと思っています。

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