皆さまこんにちは、MR Woman's Life 編集者の吉岡です。
私には現在小学生の一人娘がいるのですが、先日、小学校の課題で“生まれてから今までの成長をレポートに纏める”というものがあったため、母子手帳を引っ張り出して、娘と一緒に出生体重や初めて歩いた日など色んな“記念日”をチェックしたり、成長過程の写真を準備していました。まだ小学2年生ではありますが、改めて子育てを振り返ってみると、初めての子育ての苦労や楽しかったことなど様々な記憶が蘇り、懐かしい気持ちになっています。
働くママにとって、初めての子育てと仕事のバランスを取ることは苦労の連続です。私も辛い状況に何度も遭遇してきましたが、子育てを通して確実に自分自身が強くなり、成長できていると感じています。
今この瞬間にも、「育児が辛い」と感じている方がいらっしゃるかもしれません。しかし、それは子どもの成長過程における一時的なもので、徐々に解消されていきます。
大変な状況の中でも、子どもの成長や将来の生活を少しでもイメージすることができれば、今を乗り越える力になるのではないかと考えています。
まだまだ母親としては発展途上の私ですが、これまでの経験で感じた子どもの成長や子育ての面白さ・苦労を、実体験を交えて皆さんにお伝えできたらと思います。皆さんの今の苦労が、少しでも緩和できますように。
0~1歳の子育て
この時期は、ミルクをあげ、おむつを替え、寝かせて…と毎日同じことの繰り返し。まとまった睡眠を取ることもできず、体力的な負担が圧し掛かってきて、まるで時間が止まったかのような感覚で「いつまでこれが続くのだろう」と悲観的になってしまった瞬間もありました。
ただ、「昨日できなかったことができるようになった」ということも多く、寝返りやハイハイなど一つひとつの成長が本当に嬉しく喜びにあふれていました。
歩けるようになると行動範囲が広がって目を離せなくなり、すべての注意を子どもに向けていましたし、「この子を守らなきゃ」という気持ちで必死だったことを覚えています。
2~3歳の子育て
さらに行動範囲が広がって好奇心旺盛になり、一気に心配ごとが増えたのがこの時期です。
おしゃべりも少しずつできるようになって自分の意志や感情を表現するので、会話の面白さを感じられるようになりました。触りたい、口に入れてみたい、見てみたい、あそこに行きたい、と興味関心も増えていく一方で、思い通りに行かないと大泣きして手が付けらない“イヤイヤ期”も経験しました。
仕事とのバランスで心の余裕がなくなり、メンタルが落ちることもありましたが、0~1歳の頃の「守らなきゃ」という気持ちから、「サポートする」という気持ちに変化し、一歩下がって成長を見る余裕が少し生まれてきました。
4~5歳の子育て
より子どもの意志がはっきりしてくる時期が4~5歳です。おしゃべりはさらに上手になり、嫌なことは嫌と意志を伝えられるようになるので好き嫌いが明確になりました。それも成長として受け止めつつ、時には「親の言うことを聞いてくれない」と感じてしまいフラストレーションがたまることもありました。
今になって振り返ると、おむつが外れて自分でトイレに行けるようになったり、きちんと意志疎通が取れるようになったりと、乳児期よりも心の余裕がでてきたように思います。また、落ち着いて電車やバスに乗れるようになったので、行動範囲もだいぶ広がりました。
小学生~の子育て
保育園での生活とは環境がガラッと変わり、小学校という新たな場所での集団生活が始まることで、乳幼児期には見えづらかった個性がハッキリしてきたように思います。
考え方はだんだん大人びてきますし、「うちの子ってこんな一面があったんだ」という気づきもありました。私の娘は、今までやりたくないことは「ヤダ!」の一点張りだったのですが、小学生になり苦手な食べ物を頑張って食べるようになったり、習い事の練習をすすんで行うようになったりと新しい一面が見えて、「人としてちゃんと成長しているんだな」と感じます。
小学生になると大変なことが、勉強や習い事のサポート(送迎)で、仕事の調整が必要な場面も出てきます。ただ、2年生も後半となるとて、友だちと近場で遊ぶことが増え、いつでもどこでも親が付いていく、というシチュエーションが減ってきました。そのため、私自身の時間が少しずつ増え、“心のゆとり”をひしひしと実感できるようになっています。
一方、周囲の先輩ママたちに話を聞くと、生活に手がかからなくなる半面、中学年・高学年と学年が上がるにつれてさらに個が際立ち、お友だち同士のトラブルも増えてくるそうです。これからは娘とのコミュニケーションをしっかり取りながら、心のサポートができるようにしていきたいと考えています。
まとめ
ここまで、私の経験談をお伝えさせていただきました。様々な苦労はあるものの、こうして母親としての面白さや喜びを味わえる子育ては、仕事におけるマネジメントや人材教育とはまったく異なるもので、自分を成長させてくれる何事にも代えがたい経験です。まだまだ母親としての経験は浅いですが、この先も娘の成長をずっとそばで見ていけることにワクワクします。
「子育てが大変」「仕事と両立が上手くできない」と悩んでいる方には、それがいつまでも続くわけではないということを改めてお伝えしたいのです。一人で抱え込まず、周囲への協力や利用できるサービスに頼ることもひとつの手です。私も含めて同じように苦労し悩んできたママたちはたくさんいますが、子どもの成長と共に少しずつストレスも軽減され、大変な時期を乗り越えることができています。
今しかない子どもの日々の小さな成長や変化に目を向けてみることで、育児って面白い、関わってよかったと感じることができるかもしれません。ぜひ、忙しい毎日の中でも、時々ひと息ついて、お子さんの成長を観察してみてください。
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