【女性MRの働き方】
結婚を機に派遣MRへ。2人で暮らすための選択。

【女性MRの働き方】 <br>結婚を機に派遣MRへ。2人で暮らすための選択。

現在MRとして活躍している女性たちは、なぜMRという職業を選び、どのような想いで働いているのでしょうか。今回は新卒入社でMRのキャリアをスタートし、結婚を機に派遣MRという新たなスタイルで一歩を踏み出したKさん(20代)のリアルな声をインタビューしました!

MRに興味を持ったきっかけを教えてください。

学生時代は特にやりたいことが見つからないまま、就職活動をスタートしました。可能性を広げるためにいろいろな企業にエントリーしていたのですが、その中の一社が内資系製薬会社でした。
「自分のやりたいことが見つかるかもしれない」という想いで選考を受けたところ、内定をいただくことができたんです。
MRの仕事についてまだ深くは理解できていませんでしたが、専門性の高い分野なので一般的な営業とはまた違う成長が得られると考え、チャレンジすることを決めました。

入社後はどんな領域を担当されたのですか。

私が配属されたのは関東の営業所で、川崎病など外科系の製剤を担当していました。
製剤を使用するのは重症の患者さんが中心で、川崎病は小さいお子さんが罹るケースも多いです。命に直結する病気でもあるので、苦しんでいる患者さん、特に子どもたちの役に立ちたいという想いを持って取り組んでいました。
もちろん最初は苦労の連続でしたね。まず大変だったことが、先輩とのコミュニケーションです。配属先はベテランの男性社員ばかりだったので、社会に出たばかりの22歳の私が入っていくことは難しかったですね。
何を聞いたらよいかもわからないという状況でしたが、先輩たちも気にかけてくださって少しずつ環境に慣れていきました。
サポートしてくれる先輩方の期待に応えたいという想いも日に日に強くなり、「自分の強みを見つけたい」と思うように。担当施設への訪問回数を増やして私自身を覚えていただく工夫をしたり、少しでも時間ができれば学術的な知識やプレゼンなどの勉強に費やしたりしていました。

ご自身の強みを見つけることはできたのでしょうか。

はい、私が見つけた強みが“プレゼン”です。ある説明会で先輩に褒めてもらうことができて、これは自分の強みになる!と自信を持てるようになりました。
私自身が説明会を企画・運営する際にこだわっていたのが、事前準備と練習。見やすいスライドの構成やわかりやすい原稿の内容になるよう試行錯誤しました。
また、伝わりやすい話し方をマスターするために参考にしたのが、アナウンサーの方。ハキハキと聞き取りやすい声で、内容もスッと入ってきますよね。こんな風に話せるようになりたいと思い、アナウンサーの方の声を何度も聴いて真似をしながら技術を身に付けていきました。
原稿も丸暗記して、説明会にいらっしゃる先生方の貴重な15分を無駄にせず、薬の魅力を伝えきるために自分ができることをすべてやりつくしました。
結果として先生方の反応もよく、先輩からも「すごくよかったよ」と褒めていただけて、自分を認めてもらえた気がして嬉しかったですね。その頃から、MRの面白さややりがいも感じるようになっていきました。

順調に成長している中で、なぜ転職を考え始めたのですか。

入社3年目の時に、学生時代から長く付き合っていた人と結婚。お互い仕事の都合で、私は関東、夫は関西、遠距離での結婚生活がスタートしました。結婚当初から別居という珍しいスタイルに驚く人もいましたね。
小まめに連絡をしてコミュニケーションを取っていましたが、やはり一緒に生活したいという想いが強くなっていき、夫のいる関西で新たに仕事を探すことを決意しました。
MR以外の仕事も選択肢に入れて色々な企業を探してみたのですが、モチベーション高く働けそうな仕事にはなかなか出会えなくて。MRの面白さをわかってきた頃だったのでもう少し続けてみたいと思いましたし、この仕事は自分の価値観に合っていると感じたんです。ただ、勤務地の問題もある。そんな時頭に浮かんだのが、MRとしてプロジェクトに派遣される形で勤務する働き方でした。もちろん希望がすべて通るわけではありませんが、希望のエリアでMRとして働ける可能性が少しでもあるならチャレンジしてみようと思い転職を決めました。

現在の担当領域について教えてください。

タイミングよく希望する勤務地で働けるプロジェクトを紹介いただけたことから、入社が決まったと同時に夫が住む関西へ引っ越しました。今は婦人科系の新薬に関わるプロジェクトに配属され、関西エリアと中国地方の一部を担当しています。自宅から営業所が離れているので、基本は在宅勤務で、お客様先へ行く時は直行直帰です。
新薬に携わるのは初めての経験で、これまでとは全く違うお仕事をしている感覚ですね。お取引のない所に入り込んでいく難しさを実感しましたし、毎日がチャレンジと学びの連続です。
最初はお客様先へ行ってもおどおどするばかりで、時間をいただけないことが当たり前。なんとか接点を持ちたいと思って、どの時間にどの先生がいるか病院でリサーチしたり、何時間も待ってみたりしたこともあります。自分で言うのもなんですがメンタルは強い方なので(笑)、試行錯誤してやっと最近自分なりの仕事の形が見えてきたところです。
努力の甲斐あって採用していただいた病院もあり「使ってみてとてもよかったよ」というお言葉をいただけた時は、やっぱり嬉しかったですね。MRって面白いなとつくづく感じています。

今後、MRとしてのキャリアをどう考えていますか。

私は、この先もずっとずっと働き続けたいという想いがあります。両親が共働き、母もフルタイム勤務の環境で育ってきたので、私にとって働き続けることは当たり前なんです。結婚したから、子どもが産まれたから、仕事を辞めるという選択肢はこれまでもこれからもありません。
両立していく上では苦労もあると思いますが、私は仕事もプライベートもすべて完璧にやる必要はないと思っているんです。時には家事の手を抜いたり夫にサポートしてもらったり、頼れるものには頼っていきます。周りには子どもを育てながら働いている友人も多いので、アドバイスをもらいながら自分なりのライフスタイルを見つけていきたいですね。
大事にしていきたいのは、自分自身が楽しくいられる方法を選択することだと思っています。

ライフイベント後もMRとして働きたい!

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