【共働き夫婦の子育て事情】
夫婦で子どもと向き合うことの大切さ。

【共働き夫婦の子育て事情】<br>夫婦で子どもと向き合うことの大切さ。

共働き世帯が増えている現代においては、夫婦で協力して子育てを行うことが不可欠となっています。しかし、仕事や子育てに対する意識の差などから、どちらか一方への負担が大きくなってしまうという実状もあります。
現在、5歳と2歳のお子さんを育てながらMRとして働いているTさんは、1人目のお子さんの子育てで感じた様々な想いから、2人目のお子さんの誕生を迎えるにあたりご夫婦で育児休暇を取得しました。今回は1人目育児の際の心境や、ご主人の育児参加が夫婦・家族の関係、仕事にもたらした影響などをお伺いしました。

Tさんは、1人目のお子さんを出産されてから、仕事と育児の両立で大変苦労されたとお伺いしました。

そうですね。1人目の息子が誕生する時は里帰り出産をしたのですが、自宅に戻ってから仕事復帰後数ヶ月までの期間が特に印象に残っています。
息子の妊娠を期に主人の地元に引っ越したのですが、夫や近くに住む義理の両親以外に友達も知り合いもいない環境だったので、慣れない土地での子育てに孤独を感じていました。そのような状況の中で、息子が1歳3ヶ月の時に仕事復帰をすることになったのです。
朝7時に家を出て保育園に息子を送り、仕事が終わってお迎えにいけるのは18時半頃だったので、いつも最後の方でした。息子に申し訳ない気持ちもあったので、主人が定時退社できる日は私が16時頃に仕事を抜けてお迎えに行き、主人が家に帰ってきたら交代して仕事に戻ることもありました。また、どうしても私や主人がお迎えに間に合わない時には、義理の両親に送迎をしてもらうなど力を借りていました。
主人は慣れない中でも一生懸命子育てに参加し、義理の両親もMRの仕事を理解しサポートしてくれましたが、復帰から半年程は本当に必死で、どうすれば仕事と育児を両立できるか苦悩する毎日でした。

苦悩や葛藤を抱えながらも、ご家族の協力のもとMR活動で成果を出されてきたのですね。

家族だけでなく周囲の方々も理解を示してくださって、とても助けられました。特に上司は「困っていることはないか」といつも気にかけてくださいました。徐々に両立のリズムを整えられたことで、仕事にも集中でき自分のペースで成果を出せるようになっていったと思います。その結果、復帰後1年以内に売上トップ10に入るという目標を、10ヶ月で達成することもできました。後々上司から言われたことなのですが、私が復帰した当初は、正直ここまでの成果は期待できないと思っていたようです。良い意味で、上司や会社の期待を裏切ることができたのは嬉しかったです。

周囲に認められる成果を出すまでには、相当な努力もあったと思います。

決して順調に両立できていたわけではなかったですし、主人や義理の両親からは「パートなど他の仕事も考えてみてはどうか」と提案されたこともありました。しかし、ここで諦めてしまったら今後MRや正社員として働くのは難しくなると思いましたし、なにより私自身仕事が好きだったのです。また当時は、育休から復帰し活躍している前例がほぼなかったことから、“やっぱり子育てとMRの仕事の両立は難しい”という印象を与えてしまう気もしました。ですから、正社員として働ける機会をいただいたからには全力で頑張りたいという想いで取り組んできました。取引先の方との関わりも大切にしたかったので、私に対する気遣いや遠慮が入り込まないように、私から子どもがいることを伝えたことはありませんでした。

仕事も育児も全力で頑張られていた中で2人目のお子さんの妊娠・出産を迎えることになりました。その時の心境を教えてください。

先ほどお話ししたように、1人目の出産・育児は多くの苦労がありましたから、夫婦でどうするかをたくさん話し合いました。2人目は里帰り出産をしないと決めたこともあって、私ひとりでは立ち行かなくなることは目に見えていました。息子や、新たに産まれてくる娘のことを考えても主人のサポートは必須だと考えたことから、「育児休暇を取得できないか」とお願いをしたのです。
主人も大変さを一番近くで見ていたので、1人目の時に育児休暇を取ればよかったかもね…という話はそれまでも2人でしてきていました。ですから、私の気持ちを改めて伝えたことで、取得に向けて動いてくれました。男性の育児休暇はまだまだ取りづらいとは思うのですが、主人の上司は、ご自身が子育てにほとんど参加できずあっという間に子どもが大きくなってしまったという経験をされたようで、「奥さんが育児休暇を取ってほしいというなら取るといい。こちらは何とかするから」と全面的に私たちの気持ちを受け入れてくださりすぐに社内で動いてくださいました。そうして、2人目の出産時には夫婦で育児休暇を取得して、家族と過ごす時間を持つことができました。

休暇の間の育児や、お2人の役割分担はどのようにされていたのでしょうか。

休暇を取るにあたって、娘はもちろん息子との時間も大切にしたいと考え、お迎えを早い時間帯に切り替えました。主人は、娘のミルクや寝かしつけ、おむつ交換、息子の送迎まで、様々な場面でサポートしてくれました。おかげで私は、これまで以上に息子とたくさん遊ぶ時間をとることができました。よく「2人目が産まれると上の子は赤ちゃん返りをする」と言われますが、息子との時間もしっかり取っていたからか、まったくありませんでした。
また、息子との時間が増えたことで、私自身の交流の輪もどんどん広がっていきました。園の送迎や公園などで、お友達のママさんと自然に会話するようになり、一緒に遊ぶ機会もできたのです。ママ友とはこういうものかと知ることができましたし、子育ての悩みや困ったことを相談でき、力を貸してくれる存在がいる心強さを実感しました。

ご主人は、育児に参加してみてどのように感じられたのでしょうか。

1日中じっくり子どもと過ごすことを何か月も続けたことで、身を持って大変さを感じたようです。「想像よりも育児は過酷だった」と言っていました。特に、2~3時間ごとの夜泣きの度に起きてミルクをあげて寝かしつけることが大変だったようです。また、抱っこのし過ぎで、身体を痛めてしまったこともあります。色々と戸惑いながらも、一日を通して同じ時間を共有することで、子どもと向き合うことができたようです。

ご夫婦の子育てへの意識や向き合い方に、なにか変化はありましたか。

はい。特に変わったのは、日々の時間への意識です。子どもたちのために今何ができるかを2人でしっかりと考え行動するようになりました。今は、家族全員のスケジュールを夫婦で把握して、園や習いごとでの様子、周囲のお父さんお母さんと話したことなどもお互いに共有し合っています。また、教育方針についてもゆっくりと話し合うことができました。子どもの成長や未来のために、しっかりと日々のタイムマネジメントを行っていけるようになったと思います。
もしかしたら夫婦で仲良く育児休暇を取ったように見えているかもしれないのですが、実は出会って以来一番本音でぶつかり合った期間でもありました。子育てに関する価値観や譲れない部分などを意見交換し、お互いについてより深く理解し合えたことも大きな変化でした。

今後もご主人や周囲の方と協力しながらMRを続けていかれると思います。これから目指す姿や、チャレンジしたいことはありますか。

私はこれまで、理解ある上司のおかげで仕事が楽しいと思えるようになりました。ですから私も仕事の楽しさを伝えられる人になりたいです。
私の育児スタイルは家族や両親、ママ友など多くの人たちを巻き込んで成り立ちます。子供が生まれる前は仕事については一人で好きなだけ好きなようにやればいいと思っていましたが、今ではいかに効率よくパフォーマンスを発揮できるか意識しています。

毎日が仕事と育児で怒涛の日々ですが、それでもMRとして働くという目標を諦めなくて良かったですし、思い切って仕事復帰してよかったなと思います。決してキラキラ輝く理想のキャリアウーマン像ではありませんが、こうした試行錯誤しながらも楽しもうと働く姿が誰かに届けばいいなと思います。

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