【シングルマザーMRのキャリア】
子どもも自分も成長できる選択を。

【シングルマザーMRのキャリア】 <br>子どもも自分も成長できる選択を。

一口に“ワーキングマザー”と言っても、境遇や子育てをしながら働く理由、働き方は人ぞれぞれです。時短で無理なく働く人もいれば、フルタイムでバリバリ稼ぐ人、目標に向かってキャリアを積む人…自分の大切にしたいものや価値観を尊重して働く女性が世の中にはたくさんいます。
今回ご紹介するのは、シングルマザーとしてお子さんを優先に考えながらも、好きなMRの仕事でもキャリアを積むためにチャレンジしている女性。仕事やキャリアの考え方について語っていただきました。

※前編のインタビューはこちらから

<PROFILE>Sさん(30代)
新卒で後発メーカーに就職し、MRとして7年勤務。その間に結婚・出産・離婚を経験されました。離婚を機に地元へ戻り転職し、現在はご実家の近くで5歳のお子さんと暮らしながらMRを続けています。
「自分一人で頑張らなきゃ」とパンクしていた時期を乗り越え、今は周囲の力も借りながら仕事と子育てを両立しています。

1日のスケジュールと仕事の取り組み方

【ある1日のスケジュール例】

06:00 起床、自分の出勤準備と朝ごはんの支度

07:00 子どもを起こして一緒に朝ごはん、子どもの準備

07:40 保育園に子どもを送迎し、出勤

09:00 特約店に訪問し、そのまま夕方まで外回りへ

18:00 業務を終えて保育園へお迎え

19:00 帰宅して、子どもと一緒に夜ご飯やお風呂など

21:00 子どもを寝かしつける(たまに一緒に寝てしまうことも)

23:00 一人でお酒を飲んだりTVを観たりして過ごし就寝

※現在は、特約店さんとの打ち合わせは電話で対応し、病院への訪問以外は自宅で業務を行うことが多くなっています。

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保育園で預かってもらえる時間内で業務を終えられるように、効率を考えながら仕事に取り組んでいます。ただ、夕方の面談や講演会などが入ると帰りが遅くなってしまうので、その際には近くに住む両親を頼らせてもらっています。
また、研修や出張がある時にも実家に子どもを預けています。出張は月に1~2回で短い期間ですが、勤務先の研修となると2週間程度家を空けなければならないこともあります。最初の頃は大好きなおじいちゃんおばあちゃんと長く過ごせることが嬉しかったみたいですが、最近では物心もついてきて「ママがいないと寂しい」「ママは東京に行ってお薬の勉強をしているんだよ」と保育園の先生に話すこともあるみたいです。寂しい想いをさせてしまった分、帰ってきた時にはたっぷり子どもとの時間を取るようにしています。

この先も必要とされるMRになれるよう成長したい。

様々な仕事がある中で私がMRを続けているのは、この仕事が好きだからです。前職も含めて、先発品や後発品などいろいろな領域の薬に携わることができていて、その都度知識を学びなおし、先生との関係性を築いていくことが楽しいですね。また、患者さんや世の中の役に立っているというやりがいも感じることができています。
私自身、先発品の経験がまだ3年程度しかないので、もっと先発品の経験を積んでスキルを高めていきたいという想いがあります。そしてその頃には、人にアドバイスできるような存在になれたらいいなとも思っています。

最近では、コロナウィルスの拡大によりMRの働き方の変化を実感することも増えました。私の担当エリアでは、病院の訪問規制によりリアル面談もできない状況に。今後MRは求められるのか、MRとしてどんなことができるのか、改めて必要性を考える機会になっています。
今はWebからでも薬の情報を得ることができてしまう時代。私たちと会って話すメリットや介在する価値を明確にしていくことが、選ばれていくために重要だと思っています。リモートディテーリングなども上手く取り入れながら、私だからこそできる情報提供をしていけるよう、これからも学び続けていきたいです。

子どもにとっても自分にとっても、ベストな選択を。

現在の会社は、幅広い領域でスキルを磨くことができますし、キャリアの選択肢も多くあります。MRとして一つの領域を極めていく道、本社でマネジメントに携わる道など、自分の頑張り次第で将来の可能性を広げられる環境です。正直なところ、まだ「こうなりたい」というキャリアは描けていないのですが、様々な選択肢があるからこそずっと同じポジションで頑張り続けるのではなく常に変化しながら成長を目指していきたいです。
ただ、私にとって一番優先すべきは子ども。子どもの年齢や成長に応じて考え方や価値観も変わってくると思うので、柔軟に自分自身のキャリアを考えていきたいですね。子どもも私も、その時々にあった最善の環境を選んで成長していけたらいいなと思います。

※前編のインタビューはこちらから

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